第弐表現としてはめずらしく(!?)、
個人のお客さまからご発注をいただき、
■個人のサイト
を作らせていただきました。
彼女は現在、大学の准教授であり、
大学に務める前は、数々の名だたる企業で
「キャリアカウンセリング」「キャリア開発」「キャリア教育」を手掛け、
面談した人数だけでも、3万人以上。
「キャリア」「生き方」「しごと」
にまつわる分野で、ご活躍されている方です。
このサイトには、「彼女の思い」を
丁寧に盛り込ませていただきました。
素敵なことが、いっぱい書いてあります。
「人材採用・教育の現場にたずさわって23年。
キャリアに『善し悪し』はない、と真剣にそう思います。
『今、ちょっと元気がない』とか
『ライトがあたって大注目☆』とか
『給与が高い低い』などの気持ちや状況の変化はありますが、
『お仕事=はたらくこと』に貴賤や上下はない。
就職活動やキャリア形成に『絶対』や『正解』はありません。
その価値や意味は、当事者が判断するのですから。
勝ち組負け組….この経済環境下、
そんな言葉に揺れる気持ちも、確かにあります。
でも、誰にとっての勝ち負けなのでしょうか。
判定は自分の価値観。
そう考えると、よのなかって、そんなにこわくないのかもしれません。」
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「京都の商売人家系に生まれ育ち、
はたらくことは良いことだ、と考えています。
収入や社会的評価は、高いにこしたことはないかもしれないけれど、
ヒトが毎日、いろいろありながらも、自分の役割を果たして
お仕事をし続けてゆくということは、そのヒト自身のためにも、
周りの人たちのためにも、家族のためにも、地域のためにも、
社会のためにも、幸せなことだと思います。
はたらくことは、大変なことや辛いこと、
キツいこともたくさんありますが、
それでも、働かなければ得られなかった満足感や達成感に、
確かに出会える瞬間があります。
はたらくと、社会で、ヒトとつながってゆくことが、
少し容易になるという側面もあります。
ヒトと、全くつながらない生き方は、不可能ではありませんが難しい。
そして寂しいのではないでしょうか。
でも、ヒトによってそれぞれ、いろいろなつながり方や
つながりたい範囲があります。
そのヒト自身が自分なりの『つながり方』=『働き方』を
考えるキャリア形成支援を心がけています。
ガンガンやったり、バリバリやったり、超スピードでやったり、
のんびりやったり、少しずつやったり、何度も何度も繰り返したり、
ジョブサイズが大きくても小さくても、
高度情報化してもアナログな活動でも夢や野心があってもなくても良い。
自分の、生き方・働き方のテンポに合う。
なんとなくしっくりくるお仕事・・・そして組織、場。
『ああ、今、私、ここが合っている』と思える瞬間があるといいですね。
私自身も、それをつかもうと、日々活動しています。」
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この先生が、人と接する時に発する
「何だかあったかい」愛情のようなものを、
少しでもデザインに反映させたいと思い、
女性の売れっ子クリエイターさんに、Webデザインしていただきました。
(皆さんもよく目にする、あの企業や、あの商業施設、イベントなどなど、
すごいお仕事をいっぱいやってらっしゃいます。)
彼女のクリエイティブが好きで、
この「甘やかすわけじゃないけど、でも、深い愛がある」といった
繊細な感情を可視化するには、彼女しかいないと思いました。
お客さまが、「京都生まれ・京都育ち」の方ですので、
「チーム京都」で、作り上げられたらいいなという思いもありました。
(本案件に関わっている全員が、京都市内在住です。)
一般的に、大学の先生のサイトは、
なかなか年季の入ったデザインのものも多いですので、
(そもそも、サイト自体持ってらっしゃらない方も多いですが)
お客さまの周囲の人が、彼女に抱く印象を
デザインで丁寧に表現しつつ、
「とても個人のサイトとは思えない!」
というレベルのものに、仕上げられたらいいなと思いました。
お客さまの思いを次々に形にしてくださった
クリエイターさんに、心から感謝申し上げます。
そして、私たちに貴重な機会を与えてくださったお客さま、
本当にありがとうございました。
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■Webデザイン・コーディング
倉島 由紀子さん (クラテクル)
■プロデュース・コピーライティング
秋山 理二郎 (株式会社 第弐表現)
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<松尾智晶オフィシャルサイト>
http://www.chiakimatsuo.com/